東京駅などで利用客が券売機を操作している隙を狙いスリを繰り返していたとみられる79歳の男が逮捕されました。捜査員の間で「券売のヒロ」と呼ばれていた男。その手口とは? 連日、多くの客が行き交う東京駅。きょうも駅の券売機には、きっぷを求め多くの人が。 記者 「ここ東京駅で、きっぷを買うわずかな隙を狙った犯罪が起きていました」 窃盗の疑いで逮捕された広瀬公敏容疑者(79)。捜査員の間で呼ばれていた異名は「券売のヒロ」。10年ほど前から東京駅などの券売機でスリを繰り返していたといいます。 今月17日、東京駅で張り込みをしていた警視庁の捜査員の目の前で、現金およそ7万円などが入った財布を盗んだところを現行犯逮捕されました。 ターゲットとなったのは、実家に帰ろうと広島行きの新幹線に乗るため、券売機を操作していた20代の男性。背後から近づく広瀬容疑者は、こう声をかけました。 広瀬容疑者 「ちょっといいですか」 被害男性 「待ってください」 こう会話しているすきに、券売機前の台に置かれていた財布を盗んだのです。被害にあった男性は。 被害男性(20代) 「(犯行は)本当に一瞬でしたね、5秒もないぐらい。(男が)声かけるときに視線が男性に向いたので、その隙に盗ったのかなと。安全の意識を強めて、どんなタイミングでも盗まれるかもしれないと、もう少し考えていきたい」 取り調べに対し、広瀬容疑者は容疑を認めたうえで… 広瀬容疑者 「年金をもらっているが、生活が苦しくなった」 東京駅や品川駅では、今年7月下旬以降で少なくとも3件、同様の被害が確認されていて、警視庁は余罪についても調べています。