厚労省は24日、10月2日公開の映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(監督山戸結希)とのタイアップを中止すると発表した。21日には法務省がNetflixの恋愛リアリティ「ラヴ上等」とのタイアップを中止しており、省庁の対応の甘さを指摘する声が相次いでいる。 厚労省は公式サイトを通じ、映画とのタイアップ中止を発表。「本タイアップによる情報発信によって、がんと向き合っておられる患者さんやご家族等の皆様に対し、不快な思いをおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 タイアップでは普及啓発ポスターやパンフレット、特設ページを作成したが、がん患者やその家族、医療従事者らから「配慮が足りないどころの話ではない」「『もうこの世界にいなくても』ってこれを見た患者さんどう思う?」「身内や親族に癌が多いのでこんなポスター貼られたら嫌」などの批判が相次いでいた。 法務省は更生保護啓蒙のため「ラヴ上等」とのコラボポスターを制作したが、番組出演者の「過去に人に火を付けて逮捕されたことがある」という趣旨の発言が物議に。法務省は21日にタイアップ中止を発表し、「今回のタイアップについても、犯罪や非行そのものを肯定したり、過去のこうした行為を美化したり軽視したりする意図はありませんでしたが、犯罪被害に遭われた方々から見れば、不快感や割り切れない思いを抱かれるのではないかといった御懸念や御批判を多くいただきました」と経緯を説明していた。 SNSでは「出す前に誰も気づかないのかね」「炎上目的なのか?って思わざるを得ないくらいの酷さ」「厚労省にしろ法務省にしろ何かやる前にもう少し当事者の声を聞いた方が良いと思う」など、省庁の対応の甘さを指摘する声が相次いでいる。