米国はなぜ「一枚のリスト」で人の生活を止められるのか。ICC赤根智子所長への制裁が暴く「決済という兵器」

8月18日、米財務省の外国資産管理局(OFAC)は、国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長を制裁対象者リスト(SDNリスト)に追加した。理由は、米国の同盟国イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出すなど、管轄権に同意していない国の当局者を捜査・訴追しようとしたICCの取り組みに「直接関与した」というものだ。ルビオ国務長官は声明で、ICCを「腐敗し、致命的なほど政治化された超国家的裁判所」と断じ、「国家主権への攻撃を容認しない」と強調した。 赤根氏は、日本人として初めてICCトップに就いた人物だ。その人物が、米国のSDNリストに載った。

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