映画「揺さぶられる正義」29日に高知県弁護士会が上映 監督ら登壇

乳幼児が過度に揺さぶられて脳などが損傷する「揺さぶられっ子症候群」(SBS)をめぐり、虐待の疑いで家族らが逮捕された冤罪(えんざい)事件を追ったドキュメンタリー映画「揺さぶられる正義」の無料上映会が29日、高知市内で開かれる。高知弁護士会の主催で、関西テレビ放送記者で弁護士資格を持つ上田大輔監督らがトークに登壇する。 上田監督は関西テレビに企業内弁護士として入社し、7年後に記者に転身。法科学の研究会でSBSの問題に出会ってから長年、当事者や専門家らへの取材を続け、昨年、この映画を世に出した。 子どもの虐待をなくしたいという正義と、親の冤罪をなくしたいという正義がせめぎあう様を伝え、逆転無罪の判決が相次ぐまでの道のりを描き、司法やメディアのあり方を問う。 上映後は上田監督と、SBSに関する事件などで数多くの無罪判決を得てきた秋田真志弁護士(大阪弁護士会)がトークする。コーディネーターを務める稲田知江子弁護士(高知弁護士会)は「ひとたび逮捕されると『人質司法』のもとで長期間の身体拘束を受け、無罪となっても一度報じられた『犯人』のレッテルは消えないもの。そんな現状を考えるきっかけにしてほしい」と話している。 高知市本町5丁目の高知共済会館で、上映は29日午後1時半、トークは午後3時50分から。申し込み不要の先着順で定員120人。問い合わせは高知弁護士会(088・872・0324)。(原篤司)

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