ネットフリックスが、人気ゲームシリーズ『グランド・セフト・オート』を手がけるロックスター・ゲームスと組み、最新作『グランド・セフト・オートVI(Grand Theft Auto VI)』(GTA6)の特別映像を独占配信すると発表したとき、多くのゲームファンは首をかしげた。発想そのものは目新しかった。ただ、ネットフリックスが独占できるのはわずか6時間で、その後はロックスターが同じ映像を全編YouTubeへ公開することになっていた。 ところが、両社が仕掛けた宣伝上の賭けは、どうやら当たったらしい。 ■ネットフリックス映画部門で首位、26分の映像が長編3作を抜く 特別映像『Grand Theft Auto VI: An Extended Look』(以下、エクステンデッド・ルック)は、配信が始まると同時にネットフリックスが公開する映画トップ10を駆け上がり、首位に立った。26分しかない映像だが、単発のテレビ番組ではなく1本の映画として分類されている。それまで首位に立っていた長編映画『ザ・ラストハウス』『To Catch a Cheater』『カプトゥーラ -エル・チャポの逮捕-』の3本を、まとめて置き去りにした。 ●ウェブ訪問者は125%増、殺到でネットフリックスがダウン 印象的なのは順位だけではない。調査会社センサータワーは、米国東部時間8月27日木曜日午後3時に始まった配信について、視聴状況を過去の木曜日と比べた。ゲーム情報サイトIGNが伝えたところによると、モバイルからの利用は50%増え、ウェブからの訪問者は125%という驚異的な伸びを示した。エクステンデッド・ルックに関心が集中したため、配信が始まった直後にはネットフリックスが一時的に落ちた。ただし、この不具合はまもなく解消された。