〈「死ね」と罵倒、女性の首を絞める姿も…《川崎老人ホーム転落事件》警察を動かした“衝撃の証拠映像”(平成26年の事件)〉 から続く 2014年、川崎市の老人ホームで入所者3人が相次いで転落死した事件。 一審で死刑判決を受けた元職員・今井隼人は即日控訴。東京拘置所で二審判決を待つ男から著者のもとに届いたのは、「自分の言葉で無実を証明したい」という面会の申し入れだった。 アクリル板越しに対面した今井は、どこか穏やかな表情で「やっていない」と主張。その後、著者宛てに送られてきたのは、便箋200枚にも及ぶ膨大な手記だった。 そこに記されていた無罪主張の根拠とは――。ノンフィクションライターの高木瑞穂氏の文庫新刊『 殺め人 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全3回の3回目) ◆◆◆