在留資格を更新しないまま不法に国内に残留したなどとして、大阪府警南署などは30日、入管難民法違反(不法残留)容疑などでベトナム国籍の20~33歳の男女9人を逮捕した。 事件に関連し府警は同日未明、大阪・ミナミにあるクラブを家宅捜索し、違法薬物の可能性がある粉末などを押収した。逮捕された9人はいずれもクラブ内にいた客で、府警が実態解明を進めている。 クラブは大阪市中央区西心斎橋のビル地下1階にある「68k-club」。捜索時には客など約160人がおり、大半がベトナム人だったという。 府警によると、5月4日午前5時ごろ、クラブ前で「人が倒れている」と通報があった。20代のベトナム人男性が病院に搬送されたが死亡。司法解剖の結果、死因は薬物による心停止だったことなどから、府警は違法薬物事件として捜査していた。8月30日の捜索では、違法薬物を使用した疑いのある客も複数人確認されている。 8人の逮捕容疑は在留資格を更新せず、不法に残留したとしている。このほか1人は他人名義の在留カードを警察官に提示した疑いがある。大半が容疑を認めているが、このうち1人は「期限が先だと思っていた」などと否認している。