「成人式の写真が遺影に」22歳女性死亡事故「てんかん発作の影響あった」車を運転していた女に懲役8年求刑 和歌山市

てんかんの発作を起こす恐れがある状態で車を運転したとして、当時22歳の女性を死亡させた罪に問われている西馬淳子被告(56)の裁判で1日、検察は懲役8年を求刑しました。検察審査会による不起訴不当議決などを経た事故。遺族の思いを追いました。 竹田正義さん 「成人式の日の写真になります。これがまさか、娘の遺影になるとは全く思いませんでした」 2021年7月、和歌山市の紀の川大橋で起きた車7台が絡む事故。ミニバイクを運転していた竹田汐里さん(当時22)は事故に巻き込まれ死亡しました。 警察は、西馬淳子被告(56)をてんかんの発作を起こす恐れがある状態で車を運転し、竹田さんを死亡させたとして逮捕。 しかし、その後、遺族に告げられたのは西馬被告が不起訴処分になったという連絡でした。 竹田正義さん 「娘が亡くなったことに対して、運が悪かったでは到底すまされません」 遺族は検察審査会へ申し立て、改めて刑事裁判を求めました。 竹田正義さん 「きのうまで一緒にご飯食べていた家族が、次の日になったらいない。お見送りの言葉もかけられない。相手の無念も聞けない」 検察審査会は、西馬被告が事故前、「医師に運転禁止と注意をされていた」などとし、不起訴を不当と議決。 検察による再捜査の結果、危険運転致死傷の罪で起訴されました。 事故から5年近くがたった2026年6月、ようやく始まった初公判。 西馬淳子被告 「事故の時にてんかんの発作はありませんでした」 西馬被告は無罪を主張しました。 竹田正義さん 「相手さんはまだごめんなさいとは言ってないので。『私は悪くない』それをはっきり堂々と裁判官に言ったので」 そしてきょう(1日)の裁判。 検察が求めた量刑は―。 検察 「懲役8年を求刑する」 検察は、事故当時の被告は「医師の証言などから、てんかん発作の影響があったと考えられる」と指摘。「医師から危険性の説明を受けていたにもかかわらず、送迎など自分勝手な理由で車を運転していた」としました。 汐里さんの命が失われてから5年。 判決は2026年11月に言い渡される予定です。

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