いずれも指定暴力団の山口組(神戸市灘区)と絆会(大阪府寝屋川市)について、活動を強く制限する「特定抗争指定暴力団」の指定が、9月20日までの期限を延長せず解除される見通しになったことが、捜査関係者への取材で分かった。山口組分裂に伴う指定の解除決定は、8日に解除される山口組-池田組(岡山市北区)間の指定に続き2例目となる。 兵庫など8府県の公安委員会がそれぞれ判断し、3日午後にも結論が出そろう。 指定を受けた組は、警戒区域内で事務所の使用・新設ができず、おおむね5人以上の集結や、敵対する相手への接近も禁じられる。 山口組は2015年に分裂し、離脱した勢力が神戸山口組(兵庫県稲美町)を結成。絆会(旧・任侠山口組)は17年、神戸側を脱退した勢力が立ち上げた。 昨年末時点の構成員は、山口組が約3100人、絆会が約50人。両団体の間では、23年に神戸市長田区のラーメン店で山口組系組長だった店主が射殺され、絆会幹部が逮捕されるなど、抗争事件が相次いでいた。 山口組-絆会に対する特定抗争指定は24年6月に始まり、3カ月ごとに延長されてきた。大阪、京都など8府県11市が警戒区域になっており、兵庫県内では神戸市が対象だった。 山口組は池田組や絆会との指定が解けても、神戸山口組との指定(10月6日まで)が延長されれば、事務所の使用禁止などの制限は残る。