ホワイトハウスの公式サイトがアーケードゲームを公開、不法移民の逮捕や国境の壁建設をゲーム化

(CNN) トランプ米政権は3日、ホワイトハウスの公式ウェブサイト上に一連のアーケード風ゲームを公開する形で、政権の掲げる優先課題をアピールした。これは民主党を挑発・揶揄(やゆ)する同政権の積極的なオンライン戦略の一環だが、その過程では時に人種差別的もしくは不快なイメージが露呈することもあった。 今回ホワイトハウスが公開したオンライン・アーケードには、南部国境で人々を捕まえたり、国境の壁を建設したりするゲームが含まれている。ゲームのデモ映像を紹介するX(旧ツイッター)のページは「SEGA」ならぬ「MAGA(米国を再び偉大に)」のロゴと音声でスタートする。 「リオ・ラン(Rio Run)」というゲームで、ユーザーはリオグランデ川沿いの「境界線をパトロール」し、「越境者たちを次々と捕まえる」ことでハイスコアを狙う。スコアは強制送還の数として加算される。ゲーム内でのユーザーのアイコンは青いネクタイを締めた年配の白人男性となっている一方、「越境者」は褐色、黒人、あるいは白人の姿で描かれている。 プレーヤーが「越境者」を捕まえると、彼らは突然オレンジ色の囚人服姿に変わり、プレーヤーの後ろについて歩くようになる。 移民問題をテーマにした別のゲーム「ビルド・ザ・ウォール(Build The Wall)」では、ユーザーはレンガを積み上げ、「ゾンビによる国境包囲攻撃」に対して「防衛線を維持する」ことが求められる。 他にも、ハクトウワシを操ってナショナル・モール(首都ワシントンの記念碑が並ぶ広場)の上空を飛んだり、ダイヤモンドや現金を拾い集めて「子どもたちのトランプ・アカウント」を満たしたりするゲームも用意されている。 ホワイトハウスの当局者はCNNに対し、「これは、『楽しさと勝利』を重視する文化と、民主党が抱く米国の『暗い社会主義的ビジョン』との対比をより鮮明にするための取り組みだ」と語った。 トランプ氏とホワイトハウスは、ソーシャルメディアや政府の公式プラットフォームを攻撃的に活用しているとして、厳しい批判を浴びている。過去にはソンブレロを被ったハキーム・ジェフリーズ下院少数党院内総務や、ジャングルの中で類人猿として描かれたオバマ夫妻の画像など人種差別的で不快な内容を掲載したこともあった。 ホワイトハウスのアーケードゲームのスコアをX(旧ツイッター)に投稿する人がいる一方、イランをめぐる情勢や生活費の高騰といった問題がある中でこうした取り組みを優先するべきなのかという疑問の声も上がっている。

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