偽の逮捕状やカードで信用させる「ニセ警察詐欺」 40代女性が4800万円被害 巧妙な手口とは

この逮捕状、一見、本物のように見えます。実は、詐欺に使われた偽物です。 女性からおよそ4800万円をだまし取った、巧妙な手口を見ていきます。 警察によりますと、先月28日、大分市の40代の女性に、千葉県警の警察官を名乗る男から電話がありました。 女性は「あなたは資金洗浄事件に関わっている疑いがある」などと言われ、LINEのビデオ通話に誘導されました。 そこで偽の警察手帳や捜査資料を見せられ、「事件に関わっていないことを証明するため」と送金を要求されました。 女性が複数回にわたって、振り込みんだあと、金融機関から連絡を受けた警察が確認し、被害が分かりました。 犯人は、どのように女性を信じ込ませたのでしょうか。 実際に使われた画像を見ていきます。 まず、犯人が女性に見せた、偽の捜査資料です。 顔写真に加え、身長や体型、元の職業、罪状まで細かく記されています。 「警視庁本部」の印まであり、本物だと思ってしまいそうです。 さらに、女性名義の偽のキャッシュカードを見せ、「この口座が犯罪に使われている」「ほかの口座も調べないといけない」などと話しました。 こうして、女性に、自分の口座が犯罪に関係していると思い込ませたのです。 そして、こちらが女性の名前が書かれた偽の逮捕状です。 有効期日をはじめ、裁判所名、裁判官の名前や印まで記されています。 本物の逮捕状を見る機会がないだけに、偽物だと見抜くのは難しいですね。 犯人は「このままだと逮捕する」と不安をあおり、「事件に関わっていないことを証明するため」などと送金を求めました。 しかし、警察がLINEなどのSNSで捜査の連絡をしたり、逮捕状の画像を送ったり、捜査を理由に送金を求めたりすることはありません。 このような連絡があった場合は、電話を切り、警察署に確認してください。 画像が本物に見えても、まずは疑うことが大切です。 県内では今年、8月末までに70件のニセ警察詐欺が発生し、被害額はおよそ4億5300万円に上っています。 警察を名乗る電話でお金の話が出たら、注意してください。

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