韓国・坡州のカフェ倉庫で遺体発見…「数百億ウォン規模の商品券詐欺」との関連を捜査

韓国・京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)のカフェの冷凍倉庫で起きた殺人事件を捜査している警察は、被害者が数百億ウォン規模の偽造商品券をめぐる詐欺事件に巻き込まれて殺害された可能性もあるとみて、捜査を拡大している。 8日、警察などによると、被害者の60代女性Aさんは、坡州市汶山邑(ムンサンウプ)でカフェを経営する30代の男性B容疑者が持っていた商品券を、第三者が買い取る取引で、商品券の真贋鑑定など「取引の仲介役を務めてほしい」との依頼を受け、犯行当日の3日にこのカフェを訪れたことが分かった。 AさんはそれまでB容疑者と面識がなく、このカフェを訪れたこともなかった。 B容疑者から「商品券は倉庫にある」と言われ、一緒にカフェの冷凍倉庫に入ったAさんは、外に出られなくなり、死亡した。 警察は、Aさんが商品券の偽造に気づいたことから、B容疑者がAさんを倉庫に閉じ込めて殺害した可能性があるとみている。 ◇共犯者の有無や、カフェに冷凍倉庫が設置された経緯も捜査 警察は、この取引にはAさんとB容疑者のほか、当日Aさんをソウルから坡州まで車で送った男性なども関わっていた可能性があるとして、共犯者の有無などについても捜査している。 B容疑者の冷凍倉庫から見つかった偽造とみられる商品券は、額面で総額500億ウォン(約57億円)相当に上る。警察は商品券の真贋や流通経路などを確認するとともに、ほかに共犯者や、背後で関与した人物がいないか調べている。 警察は、犯行の数週間前の時点では、まだカフェにこの冷凍倉庫がなかったとの供述などを基に、B容疑者が今回の犯行のために倉庫を設置した可能性についても調べている。冷凍倉庫はコンテナ型の構造物で、B容疑者が経営するカフェの建物のすぐ隣にある。 防犯カメラの映像などから、B容疑者はAさんを倉庫に閉じ込めた後、カフェに何度も出入りしていたことが確認された。 警察は、その際にB容疑者が犯行の痕跡を消したり、証拠を隠滅したりしようとしたかどうかを調べている。 警察は4日、このカフェの冷凍倉庫で、行方不明になっていたAさんの遺体を発見した。B容疑者は、誘い出した相手を殺害した疑いで身柄を拘束された。 警察は、坡州警察署刑事課で凶悪犯罪を担当する3チームなどから計17人を集めて捜査班を編成し、犯行の動機や商品券をめぐる詐欺の疑いなどについて捜査している。また、正確な死因を確認するため、国立科学捜査研究院にAさんの遺体の解剖を依頼している。

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