「次はきっと私の番」 豊明母子4人殺害事件から22年 遺族ら献花

愛知県豊明市沓掛町の住宅が全焼し、加藤利代さん(当時38)と子ども3人が殺害されて見つかった事件は9日、未解決のまま22年を迎えた。 現場となった住宅跡には献花台が置かれ、利代さんの姉・天海としさん(64)や県警の捜査員などが手を合わせ、4人の冥福を祈った。天海さんは式の後、「罪のない、幼くてかわいい3人の子どもたちと、たった1人のかけがえのない妹を一気に失ったことを受け入れられないままここにいる。誰にもこんな思いはしてほしくない」と話した。 献花式には、天海さんとともに、殺人事件被害者遺族の会「宙(そら)の会」で活動を続けてきた高羽(たかば)悟さん(70)も出席した。高羽さんの妻・奈美子さん(当時32)は1999年11月、名古屋市西区の自宅アパートで刃物で刺され、殺害された。昨年10月、容疑者が逮捕され、その後起訴された。 高羽さんは「逮捕前日まで何の手応えもなかった。天海さんもそうかもしれないが、決してあきらめず、頑張ってもらいたい」と述べた。 献花式の後、天海さんらは豊明市内のスーパーなどで情報提供を求めるチラシ入りのティッシュ約2100個を配った。天海さんは「高羽さんに続いて、次はきっと私の番だと信じて頑張りたい。どうか皆さんの力を貸してください」と呼びかけた。 事件は、2004年9月9日午前4時25分ごろ、加藤博人さん方から出火。焼け跡から妻の利代さん、長男佑基さん(当時15)、長女里奈さん(同13)、次男正悟さん(同9)が遺体で見つかった。4人は刃物で刺されるなどした傷があった。 情報提供は愛知署特別捜査本部(0561・39・0110)へ。(堀内未希)

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