27年前、名古屋市で起きた主婦殺害事件をめぐり、殺人罪で起訴された女に遺族が損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が8日開かれ、被告側が争う姿勢を示しました。 この民事訴訟は、1999年に名古屋市西区のアパートで高羽奈美子さん(当時32歳)が殺害された事件で、殺人罪で起訴された安福久美子被告に対し、遺族が精神的苦痛への慰謝料や現場保存のために支払い続けたアパートの賃料などを求めて提訴したものです。 裁判では、旧民法で規定されていた損害賠償の請求権が不法行為から20年で消滅する「除斥期間」が成立するかどうかが争点となっています。 8日に名古屋地裁で開かれた第1回口頭弁論で、被告側は「除斥期間」が成立するなどとして請求の棄却を求めました。 原告で遺族の高羽悟さんは、閉廷後の取材に「簡単に私たちの主張が認められると思っていないので、だからこそ裁判をする意味があると思っている」、「良い判例を勝ち取って、(事件から)20年以上が経ってしまった遺族の方が希望を持って、容疑者逮捕を諦めないように頑張りたい」と話しました。 次回は、10月26日に争点などを整理する弁論準備手続きが非公開で行われます。