長野県千曲市で8月に発生した強盗事件で、県警は16日、強盗と住居侵入の疑いで、住居不定・無職の佐藤純也容疑者(24)を長野地検松本支部へ送検しました。 警察によりますと、佐藤容疑者は8月21日、男4人と共謀し、千曲市内の事務所兼住宅に侵入。住人の60代女性に対し、モデルガンを突き付けて「殺すぞ」などと脅し、現金約16万円を奪った疑いがもたれています。 この事件で、佐藤容疑者のほかに20歳から73歳までの男4人も、強盗と住居侵入の疑いで逮捕されていて、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」による事件とみられています。 トクリュウによる強盗事件の摘発は、県内で初めてです。 警察によりますと、佐藤容疑者と、実行役とされる長谷川龍貴容疑者(24)と小原瞳輝容疑者(20)の3人は面識があったとみられています。 一方、実行役を集める役割だったリクルーター役とみられる自称・岐阜県笠松町の廣瀬真人容疑者(47)と、岐阜市の中島弘行容疑者(73)も面識があったということです。 実行役3人が住宅内に侵入して犯行に及び、廣瀬容疑者と中島容疑者も事件当時、現場近くにいたとみられています。 被害女性と容疑者5人に面識はありませんでした。 5人は犯行後、黒い車で逃走し、その後、県内で車を乗り捨て、別の車で逃走したということです。 警察は9月14日、実行役の佐藤容疑者、長谷川容疑者、小原容疑者の3人を千葉市内のホテルで確保しました。 また、廣瀬容疑者と中島容疑者は、岐阜市内にある中島容疑者の自宅で確保されています。 さらに県警は、廣瀬容疑者が岐阜市内で確保された際に一緒にいた広島県呉市の自称・自営業、川崎羽音容疑者(25)を別の詐欺の疑いで逮捕しました。 川崎容疑者は今月中旬、愛知県内に住む70代男性に対し、警察官などを名乗って接触し、金1.1キロ(約2600万円相当)をだまし取った疑いです。川崎容疑者は特殊詐欺の受け子役だったとみられていて、警察は、千曲市の強盗事件との関連についても慎重に捜査を進めています。