人気声優の上坂すみれをめぐり、深刻な事態が起きている。所属事務所が9月14日、本人に危害を加える旨の“脅迫メール”が複数届き、警察に被害申告したと発表。そして翌15日、その脅迫のショッキングな内容が明らかになった。 「それが、『9月27日までに複数名で誘拐し、殺害する』というものです。しかも上坂さんの現住所を把握しているとし、自宅付近での誘拐まで示唆していたそうです」(芸能記者) そこで同日夜、上坂本人の公式Xが、《本人の安全確保を最優先とする観点から、当面の間、各種SNSでの上坂本人による発信を控えさせていただきます》と異例の声明。スタッフからの発信は継続するというが、本人による発信再開のめどは立っていない。 Xでは、 《すみぺが心配です》 と上坂を気遣う声はもちろん、 《まじで許せない》 《シャレで済むレベルじゃない》 《犯人早く捕まってほしい》 と、脅迫した人物への怒りも噴出している。上坂は2011年に声優デビュー。『うる星やつら』のラム役、『中二病でも恋がしたい!』の凸守早苗役、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアナスタシア役などを務め、15年近く第一線で活動してきた人気声優だ。 芸能プロ関係者が語る。 「上坂さんはデビュー当初からSNSでの発信量も多く、ファンとの距離の近さも人気を支えてきました。ただ、その距離の近さゆえ。ネット上の悪意にも苦しめられてきました。 2016年3月、Twitter(当時)に寄せられる“心ないリプライ”が『看過できない数』になったとして、約6年間続けていた更新を休止。8カ月後の同年11月に再開しましたが、翌2017年6月には、匿名掲示板に『絶対ぶっ殺す』などと書き込んだ当時20歳の高専生が、威力業務妨害容疑で逮捕される事件も起きています」 こうした被害は上坂だけの問題でもない。 「声優はSNSやイベントなどを通じてファンとの距離が近く、一部のファンが疑似恋愛に近い感情を抱くこともあります。それが思い通りにならないことで身勝手な逆恨みに変わり、ストーカー行為や脅迫にまでエスカレートするケースもある。 過去には水樹奈々さんや三森すずこさんなど、ほかの女性声優も殺害予告の被害に遭っています。今回の脅迫の動機はまだ分かっていませんが、女性声優がこうした危険にさらされてきたことは、業界全体が抱える問題です」(同前) 今回は「9月27日まで」と期限を切り、「複数名」による誘拐・殺害まで予告している。事務所が本人の安全を最優先にして発信を止めたのは当然だ。 だが、理不尽さのしわ寄せを、いつまで本人だけが背負い続けなければならないのだろうか――。