被害は総額920万円相当 アルファード盗難容疑の男 前後に中洲と石川県で“豪遊”

福岡市の歓楽街・中洲の駐車場でアルファード1台を盗んだとして、20歳の男が逮捕されました。 男は、盗んだ車で石川県金沢市まで移動し、キャバクラで約365万円の無銭飲食をしたとして石川県警にも逮捕されています。 窃盗の疑いで逮捕されたのは北九州市小倉北区の無職・市丸海虎容疑者(20)です。 警察によりますと、市丸容疑者は6月21日午前2時半ごろ、福岡市博多区中洲の駐車場から、アルファード1台(時価約500万円相当)を盗んだ疑いがもたれています。 ■アルファード盗難に至るまでの経緯 市丸容疑者は6月20日午後7時ごろ、中洲のラウンジに1人で入店しました。 高級シャンパン「ドン・ペリニヨン」やテキーラを注文し、5時間ほど“豪遊”。 会計は55万円を超えていました。 ところが、会計で市丸容疑者が差し出したのは「ETCカード」でした。 もちろん、料金を支払うことはできません。 店員が断ると「車にカードがある」と話し、ラウンジの従業員とともに店の外に出ました。 その後、「車の場所がわからない」と言いながら、中洲を従業員と歩き回ること2時間。 2人が入ったのは立体駐車場でした。 この4階に駐車されていたのがアルファードでした。 偶然にも、車のキーは車内のドリンクホルダーに置かれていたうえ、無施錠だったといいます。 この立体駐車場は、入口で管理人に車と鍵を預けて入庫してもらうシステム。 管理人が施錠とキーの回収を忘れていたのでしょうか…。 市丸容疑者は「自分の車だ」と偽って、従業員を同乗させて出庫。 「書類があるから」と言い、福岡市博多区千代のマンションに向かいました。 ここで着いてきた従業員と一緒に車から降りましたが、従業員をエレベーター前で待たせている間に自分だけ車に乗り込み、走り去ったといいます。 ■石川県金沢市で再び“豪遊” 市丸容疑者が向かったのは石川県金沢市。 知人がいたとみられています。 21日未明にアルファードを盗んでから2日後の23日、今度は金沢市のキャバクラに入店し、シャンパンやテキーラを飲んで再び“豪遊”。 約365万円を無銭飲食したとして石川県警に緊急逮捕されました。 この逮捕をきっかけに、中洲の“アルファード窃盗”容疑での逮捕に至ったということです。 被害総額は約920万円相当にのぼります。 警察の調べに対して市丸容疑者は、アルファード窃盗について「中洲で飲んだ分の支払いを免れるためにしてしまいました」と話していて、容疑を認めているということです。 警察は中洲の無銭飲食についても、裏付け捜査を進める方針です。

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