マカオ司法警察局は9月18日、前日(17日)未明にカジノ施設の集積するマカオ半島中区の賈羅布大馬路の路上で刃物を用いた襲撃事件が発生し、男性1人が重傷を負い、同日午前に容疑者として30代の中国人(中国本土居民)の男(30代)を逮捕したと発表。 本件における容疑者は債権者、被害者は債務者。同局によれば、被害者は容疑者から賭博用途の1万5000香港ドル(日本円換算:約30万円)の借金をしており、16日夜に中区内のレストランで食事をしながら借金返済をめぐる話し合いが行われるも、合意に至らず、17日未明にかけて付近の路上に場所を移して話し合いを継続する中、被害者の態度に腹を立て、トラブルに発展。容疑者が近くのレストランの厨房へ押し入って中華包丁を奪い、現場へ戻って債務者である被害者の頭部や上半身を激しく切付け、被害者が木製の椅子で反撃。容疑者は後退を余儀なくされ、逃走を図り、レストランの従業員が警察に通報したという。 その後、同局が容疑者の男の身元を割り出し、同日午前中にマカオ半島新口岸地区のサウナ施設内で発見・逮捕に成功。同局では、捜査で得られた情報を総合的に判断し、男を殺人未遂、禁止武器・関連物品の生産・所持・使用、賭博目的違法貸金(いわゆるカジノ高利貸)の罪で検察院送致するとともに、男がオーバーステイ状態だったことも発覚したことから、別途で立件するとした。 なお、被害者は全身に及ぶ外傷および右手小指の複雑骨折の重傷で、全治約3ヶ月とのこと。