「本音を話せる」「頭ごなしに否定されない」といった安心感から、恋愛の悩みも、家族への不満も、誰にも言えない孤独も、AIに打ち明ける人が増えている。 しかし、その優しさには思わぬ落とし穴がある。AIは、ユーザーが欲しいことばをどこまでも紡いでくれる存在。だからこそ、ネガティブな感情を口にすれば、その感情を増幅してしまう恐れがあるからだ。 人工知能開発・研究の第一人者にして脳科学の研究者であり、著書累計200万部を誇る黒川伊保子氏が、AIがなぜ感情の「増幅器」になってしまうのか、そしてその暴走を防ぐために人間の脳のどこを働かせればいいのかを、科学的知見から解き明かす。 ※本記事は、『AIのトリセツ』(黒川伊保子著、扶桑社刊)より一部抜粋・再構成してお届けします。