各国の首脳らによる国連総会の一般討論演説は、22日午前(日本時間22日夜)に米ニューヨークの国連本部で始まった。初日にはトランプ米大統領や高市早苗首相が演説を行う予定だ。 トランプ氏は、2期目初となった昨年の演説で、「国連には可能性があるのに近づいてすらいない」などと国連批判を展開した。その後、政権は国連に改革を要求するとともに、一部国連機関からの「脱退」も表明した。一方でイランやベネズエラに対し、国連憲章違反が強く疑われる武力行使も繰り返している。今回、どんな発信をするのか注目される。 一般討論は28日まで。初日にはフランスのマクロン大統領、ペルーのフジモリ大統領、英国のバーナム首相らも登壇する見通しだ。 4日現在の暫定予定などによると、23日にはイランの演説がある。米国との交戦が断続的に続くが、AP通信によるとペゼシュキアン大統領の入国が認められている。米国が大統領夫妻を軍事作戦で拘束したベネズエラは、ロドリゲス暫定大統領も同日に演説する見通し。 24日にはイスラエルのネタニヤフ首相も登壇する。国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているネタニヤフ氏の来訪をめぐっては、1月に就任したニューヨーク市のマムダニ市長が「拘束」を検討していると発言。後に不可能だと撤回したが、注目を集めた。 同日にはパレスチナ自治政府のアッバス議長の演説も予定されているが、昨年に続いて録画演説となる。トランプ政権がビザ(査証)の発給を拒否したためだ。(ニューヨーク=田中恭太)