秋の全国交通安全運動(21~30日)の啓発活動の一環で、ピン芸人日本一を決める「R―1グランプリ2026」で優勝した大津市出身のお笑い芸人、今井らいぱちさん(39)が滋賀県警大津署の一日警察署長に任命された。自分の制服姿に「似合ってますか?」「新喜劇の役者みたいになってませんか?」などと笑いを誘う〝らいぱち節〟を炸裂(さくれつ)させつつ、「『歩行者が飛び出してくるかも』『対向車が曲がってくるかも』という『かもしれない運転』を実践し、交通事故ゼロをお願いしたい」と訴えた。(野瀬吉信) 交通安全運動の出動式が21日に大津市の商業施設「ブランチ大津京」であり、らいぱちさんは、同署の四谷尚佳署長から一日警察署長の任命書を受け取った。「まさか警察署長になれる日が来るとは思ってもいなかった」と感激した様子のらいぱちさんは、司会者に「警察署長としてやってみたいことは」と問われると、「(ドラマ、映画の)『踊る大捜査線』のレインボーブリッジのように、琵琶湖大橋を封鎖したい」「誰かを逮捕したい」「ついでに近江大橋も封鎖したい」などと軽快な話術を披露して、集まった買い物客や家族連れを楽しませた。 同署管内では今年8月末現在、交通事故件数が減少している一方で、横断歩道での事故は19件(前年同期12件)と増加している。 そのため、同署では、らいぱちさんをモデルにした交通安全啓発ポスターを作製し、横断歩道での事故防止などを喚起している。 ポスターは出動式の会場でお披露目され、らいぱちさんは「何度も撮り直し、1枚1枚の写真に時間がかかっている。そこも注目してほしい」力を込める一方、「これだけ顔が出ているポスターが張り出されると、2度と悪さはできない」とおどけ、再び笑いを誘っていた。 ポスターは同署管内のすべての交番、派出所に張り出されるという。