「大型ドローンで脱獄」計画に1億ウォン投じる…韓国・麻薬王の秘話

【09月26日 KOREA WAVE】過去に2度の脱獄歴がある「テレグラム麻薬王」ことパク・ワンヨル被告(48)が、韓国送還を前に大型ドローンに体を吊り下げて刑務所を脱出する計画を企て、準備のために約1億ウォン(約1100万円)を費やしていたことが明らかになった。 法曹関係者が21日、動画配信番組に出演して明かした内容によると、パク・ワンヨル被告は75キロ程度の重量に耐えられる大型ドローンにぶら下がり、空を飛んで刑務所の塀を飛び越えるという前代未聞の脱獄を計画していた。当初は護送車両を襲撃して車両を強奪する武装脱獄を企図していたが、その後ドローンを用いた方法へと急旋回したという。 計画実行のために約1億ウォンを投じたとされるが、共犯者が現地でドローンの性能や運用のリハーサルをしていた姿が偶然カメラに捉えられて現地報道で露見。パク・ワンヨル被告の移送日程が前倒しされたことで、実際の決行には至らなかった。 パク・ワンヨル被告は過去、フィリピン入国管理局の外国人収容施設から天井を破って脱走したほか、裁判の帰路に立ち寄った飲食店の換気口から逃走するなど、2度の脱獄に成功した経歴を持つ。逃亡生活中に麻薬流通ルートを確立し、2020年10月に再逮捕された後も収監先の刑務所内から韓国国内へ麻薬を密輸・流通させていた。 番組に出演した弁護士は、ドローンを使った脱獄が現実的に可能だったのかという問いに対し「フィリピンの刑務所環境であれば十分にあり得た」と指摘。刑務所内でも資金力を背景に特別な便宜を受けていた実態を挙げ、看守らが直接手助けはできずとも黙認する形で成立する余地があったとの見解を示した。 フィリピンで殺人や麻薬密輸などの罪で服役していたパク・ワンヨル被告は、今年3月に韓国へ強制送還され、現在国内で公判が進められている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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