米国防総省、英空軍基地から爆撃機を撤収-基地狙ったテロ未遂の疑い

(ブルームバーグ):米国防総省は、先週テロ攻撃未遂の疑いが浮上した英空軍基地から、配備中の爆撃機を撤収した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は匿名の米当局者2人の話として、イランに関連する攻撃計画の新たな脅威が浮上したことを受け、異例の速さで撤収が進められたと報じた。米国防総省当局者によると、フェアフォード英空軍基地に配備されていた米軍の爆撃機はすべて、米国内の所属基地に戻った。米軍機は、2月下旬に始まった対イラン軍事作戦でフェアフォード英空軍基地を使用した。今回の撤収に伴い、欧州で爆撃機の主要な前方展開拠点となっているフェアフォード英空軍基地から重要な装備が引き揚げられることになる。一方、国防総省当局者は、「B-1」「B-2」「B-52」を含む米爆撃機部隊は引き続き、世界のどこでも精密攻撃を実施できる態勢にあるとした。英国のバーナム首相は7月、スターマー前首相の方針を引き継ぎ、イランに対する「防衛目的の攻撃」に米国がフェアフォード英空軍基地を使用することを承認した。米紙ウォールストリート・ジャーナルは今月4日、爆撃機の移動について先に報じた。米政府高官の話として、イランのイスラム革命防衛隊がフェアフォード英空軍基地を狙った計画で英国人を勧誘していたと伝えた。警察が1日、英国とイランの二重国籍を持つ人物を逮捕したと発表した。これを受け、ストリーティング英国防相は攻撃未遂にイランが関与した可能性が高いと指摘した。容疑者は27歳で、テロ行為の準備をした疑いで、ロンドンで拘束された。この事件に関連して逮捕された人数は計6人となった。別の英国籍の男性も事情聴取を受け、周辺の2カ所が捜索された。ストリーティング氏はアイスランドでブルームバーグのインタビューに応じ、「警察や治安当局とともに、さまざまな手がかりや可能性を調べている。ただ、首相が述べたように、イランが関与した可能性が高い」と語った。一方、英政府はまだイランの関与を正式に認定していないと強調した。

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