9月に着任した米海軍佐世保基地のウィルバー・ハインズ司令官は6日、就任あいさつで長崎県の佐世保市役所を訪れた。面会した宮島大典市長は、在沖縄米兵が強盗殺人容疑で逮捕された事件に触れ、綱紀粛正と事件事故の防止を求めた。 宮島市長は冒頭、事件について「大変遺憾で心が痛む。佐世保では長年信頼を培ってきたが、双方の思いを傷つける出来事で残念」とし、「改めて綱紀粛正の徹底と事件事故の防止に努めて」と述べた。 ハインズ司令官は「被害女性の家族と沖縄の人々にお悔やみ申し上げる。佐世保の米軍関係者は地域を支え、友好関係を続けるため高い行動基準を維持するよう努めている」と応えた。 宮島市長はこのほか、佐世保での米艦船修繕の実現や佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の移転・返還、原子力艦船の防災対策などに言及し「率直に意見交換しながら着実に前進させていきたい」と語った。 ハインズ司令官は原子力潜水艦の放射線漏れを想定した市の防災訓練について「原子力艦船は安全でこれまで事故はない。訓練に参加する必要はない」と従来の姿勢を崩さなかった。 宮島市長は面会後の取材に「基地のある町として思いを伝えた。綱紀粛正や事件事故防止は一定されているが、改めて取り組むようお願いしたい」と述べた。