性的被害疑いを把握しながら水泳授業委託 静岡・牧之原

静岡県牧之原市が水泳の授業を委託しているスイミングスクール「エースワン」(同市)で、女子児童への不同意わいせつ容疑でアルバイトコーチが逮捕される事件があり、市教育委員会が授業を委託する前に、このスクールでの性的被害が疑われる相談を把握していたことが市教委への取材で判明した。市は6日夜、保護者に対する説明会を開催し、授業中の被害申告はないと報告した。 スイミングスクールに通う小学生女児にわいせつな行為をしたとして、牧之原署に9月28日に逮捕されたのは、掛川市の男性アルバイト従業員(44)。逮捕容疑は2025年6月下旬ごろ、エースワンで指導中に児童の体を触ったとしている。 同署によると、調べに対し「やりました」と容疑を認めている。今年10月7日までに同様の被害相談が2件寄せられており、余罪を調べている。 牧之原市は今年度、試験的に市立榛原中の水泳授業をエースワンに委託し、7月6日から9月25日まで計45回、授業があった。逮捕された男性アルバイト従業員はそのうち4回の授業で指導していた。 市教委によると、6月に市内の別の学校で、保護者からエースワンでの児童の性的被害疑いの相談があった。市教委がエースワンに聞き取り調査を行ったが、「そういう事実はない」という回答だったため、「身体接触はせず、口頭のみでの指導」を申し入れたうえで水泳授業の業務委託契約を結んだという。 市が榛原中で6日夜に開いた保護者説明会には、46人の保護者が参加した。市教委の担当者は「現状では来年度も業務委託することは難しい。再発防止策や安全管理体制を改善してもらい、そのうえで判断していく」としている。【松本信太郎】

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