静岡県牧之原市のスイミングスクールで小学生の女児にわいせつな行為をした疑いで9月28日にコーチの男が逮捕されたことを受け、このスイミングスクールが10月8日夜、保護者説明会を開きました。出席した保護者が「スクールに通わせている女児が、身体を触られたから行きたくないと以前、話していた」と説明会の場で発言したということで、別の女児も性的被害にあっていた疑いが浮上しました。不同意わいせつの疑いで逮捕された静岡県掛川市小貫に住むスイミングスクールコーチの男(44)は、2025年6月下旬、牧之原市のスイミングスクールで、指導中の10代の小学生の女児に対して、わいせつな行為をした疑いが持たれています。警察の調べに対して男は、「やりました」と容疑を認めているということです。男の逮捕を受け、スイミングスクールは10月8日夜、保護者説明会を開きました。出席した保護者によりますと、30人程度の保護者が参加し、スクール側が、社内調査の状況や直近の安全管理体制、今後の再発防止策を報告しました。スクール側から、男の逮捕容疑以外の性的被害の報告はなかったということですが、質疑応答の場面で、保護者の1人が「スクールに通わせている女児が『身体を触られたから行きたくない』と以前、話していた」「当時は『偶然ではないか?』と処理してしまった」と発言したということです。また、スイミングスクールは、2026年6月に、牧之原市教育文化部から「スイミングスクールで性的被害を受けたという訴えが、市内の学校の保護者からあった」との報告を受け、スイミングインストラクター全員に対してヒアリング調査を実施しましたが、逮捕された男を含む全員が身に覚えがないとして、その時点では「性的被害の事実は確認できなかった」と弁明したということです。<説明会に出席した保護者>「ヒアリングをコーチだけにして、通っている児童などには何もしていなかったので、その点はまずかったのではないか?という指摘は保護者から出ていました」この他、説明会では、▼逮捕された男は2019年からアルバイトとして勤務し、主に初心者や初級クラスを指導していた▼2026年9月17日に警察から、男の自宅への家宅捜索と任意同行について連絡を受けた▼スイミングスクールにも資料の差し押さえがあった▼9月17日付で男を全業務から外して出勤停止とし、28日の逮捕を受け、男の処分を無期限謹慎に切り替えたなどが報告されたということです。<説明会に出席した保護者>「自分の子は男の子なので、そんなに心配はしていないが、(息子を継続して通わせるかは)スイミングスクールの対応を見て判断しようと思う」スイミングスクールは、再発防止策として▼採用時の経歴確認の強化や女性コーチの採用増▼身体接触を伴う指導方法の再確認、ルール徹底などを掲げた上で、専用相談窓口を設置したということです。このスイミングスクールを巡っては、牧之原市が2026年度の市立榛原中学校の水泳の授業を委託してていて、逮捕された男は、2026年7月から9月にかけて4回、授業を行っていました。牧之原市教育委員会は、10月5日時点では、生徒などから中学校の水泳の授業でのわいせつ行為の申告はないとしています。