10月10日朝の8時、警視庁浅草署から1人の体格の良い男が姿を現した。白人男性のような風貌のこの男は、ブラジル国籍のミヤシロ・アリソ・メクソン容疑者(30)。ミヤシロ容疑者は報道のカメラを見つけると下を向き、顔を両手で覆って隠す。その左手の甲には一面にタトゥーが刻まれていた──。10月9日までに警視庁と千葉県警の合同捜査本部が窃盗などの疑いで逮捕したのは、いずれもブラジル国籍の三重県鈴鹿市・職業不詳のミヤシロ容疑者と、愛知県豊田市に住む派遣社員の男(20)だ。「容疑は昨年10月1日午前2時半ごろ、松戸市内の質店の窓をバールなどで壊して侵入し、腕時計や指輪、ネックレスなど計32点、販売価格約289万円相当を盗んだというもの。当時、現場の防犯カメラには、黒っぽい服を着た複数の男が窓を破って店内に侵入。バールなどでショーケースを次々と壊し、商品を袋に詰めて短時間で立ち去る様子が記録されていました。被害を受けた店の店長によると犯行は約2分半だったといいます。この事件ではすでに男4人が逮捕されており、その供述などから、ミヤシロ容疑者ら2人も実行役として犯行に加わっていた疑いが浮上したようです。ミヤシロ容疑者は『バールでショーケースのガラスをたたき割った』などと容疑を認めていますが、20歳の男は『まったく身に覚えがありません』と否認しているようです」(全国紙社会部記者)4人の逮捕のきっかけとなったのは、松戸の事件の3日後となる昨年10月4日午前3時15分ごろに、東京・台東区の時計店で起きた窃盗事件だ。その手口はバールでドアを壊して侵入し、腕時計など約220万円相当を盗んだという松戸の事件によく似た犯行だった。この事件で今年6月に逮捕されたのが、愛知県の会社員の男(25)、同じく職業不詳の男(26)、大阪府の自営業でブラジル国籍の男(25)、当時19歳の男らだった。