「実に非論理的だ」ーー。刑事の内海薫(柴咲コウ)が「刑事の勘」を口にすると、天才物理学者・湯川学(福山雅治)はそう返す。ドラマ「ガリレオ」(原作・東野圭吾)で描かれたやりとりだ。「現象には必ず理由がある」が信条の湯川にとって、理由を説明できない“勘”は、およそ信じるに値しないものなのだろう。だが、実際の捜査現場に長く身を置いた人の見方は少し違う。元警視庁捜査1課理事官の副島雅彦さんは、「刑事の勘で組織が動くことは、絶対にない。でも、勘はものすごく重要なもの」と語る。長く行き詰まった殺人事件を動かしたのも、ある“伝説の刑事”が抱いた「何かおかしい」という感覚だったという。(聞き手・相本啓太 / ハフポスト日本版)