8年前は4球団競合の小園海斗 広島を戦力外から所属先決まらず、海外挑戦も視野に?

昨季の首位打者が、次に着るユニホームを見つけられないままでいる。小園海斗は広島から来季の契約を結ばないと通告された。22日、ドラフト会議を迎えるが、18年には4球団競合の末にプロ入りした男はまず野球を続けられる場所を探している。小園は昨季、打率.309で首位打者に輝き、最高出塁率との2冠を獲得した。WBC日本代表にも選ばれ、選手として最高のキャリアを築く最中のはずだった今季は101試合で打率.257、1本塁打、23打点の成績にとどまった。8月から無期限での二軍調整に入り、一軍へ戻れないままシーズンを終えた。前年のタイトルホルダーで、今春は侍ジャパンの一員だったにも関わらず、迎えた秋は想像だにしない結末だった。そのきっかけとなったのが、同期入団の羽月隆太郎元選手の逮捕に端を発した「ゾンビたばこ」を巡る問題。一部で報じられた写真には、小園が関係者と同席する姿もあった。球団の鈴木清明本部長は羽月元選手以外の選手による薬物使用の事実は確認できていないと説明し、小園も違法薬物への関与を否定した。それでも球団は、来季に向けて主力選手であっても大きな決断を下した格好だ。10月1日の通告後、小園は球団から「信頼できない」と伝えられたことを明かし、「そうなるだろうと思っていた」と悟っていたことを明かした。ただ、今後については「できるならやりたい」と現役続行への思いを示したものの、当時は具体的な進路を決めていなかった。自身のSNSでも野球への思いを綴りながらも、通告から20日が過ぎた10月21日現在、新たな所属先の発表はない。国内移籍に関しては他球団も慎重な姿勢にならざるを得なく、そのためMLBやメキシコなど海外挑戦の可能性もあると報じられている。8年前、小園を巡って4球団から名前が読み上げられたドラフト会議。あすは未来ある有望選手たちがプロの門を叩く一方で、脚光を浴び続けた男が表舞台から去る可能性が刻一刻と高まっている。

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