沖縄・米海兵隊の暴虐非道のウラにある「米軍内格差」の現実

「歴史は繰り返す」。10月3日、沖縄で起きた米兵による強盗殺人事件は、誰もが一度は耳にしたであろうこの言葉を象徴するような悲劇だった。なぜ沖縄は、在日米軍関係者が起こす凶悪事件の舞台であり続けるのか?神奈川・横須賀基地の米軍兵や司法関係者らに取材して浮かんできたのは、「海兵隊」という軍隊が抱える病理だった。【繰り返される米兵による凶悪事件】「お亡くなりになった方に謹んで哀悼の誠(まこと)をささげ、ご遺族に心からお悔やみを申し上げます。このような凶悪事件の発生は極めて遺憾です」高市早苗首相は10月5日、国会での所信表明演説の冒頭でこう述べた。高市首相が神妙な面持ちで演説に臨む直前の4日、メディア各社は沖縄県那覇市のホテルで39歳の女性が殺害され、所持品が奪われた事件について大きく報じていた。沖縄県警が同日、強盗殺人容疑で米海兵隊・普天間基地所属のデビン・ジェイコブ・バラード容疑者(20歳)を緊急逮捕したことが明らかになったのだ。「3日午前4時20分頃、那覇市若狭(わかさ)のホテルの一室で女性の遺体が発見されて事件が明らかになりました。ホテル周辺の防犯カメラ映像にバラード容疑者とみられる外国人男性と女性が一緒にいる姿が映っていたこと、ホテルの利用料金の会計に米軍関係者向けのクレジットカードが使われていたことなどから、同容疑者の関与が浮上しました」(地元メディア関係者)関係者らによると、沖縄県警は事件覚知の直後から那覇署に特別捜査本部を設置し、捜査に着手した。そして、女性の遺体発見から24時間もたたない3日午後11時半、県警の捜査員が沖縄市の歓楽街「ゲート通り」付近にいたバラード容疑者を発見。女性を殺害した上で所持品を奪ったとする強盗殺人容疑での緊急逮捕に至ったという。言うまでもなく、沖縄では今回の事件に限らず、米兵やその関係者による凶悪事件が繰り返されてきた。1995年9月、米兵3人が本島中部の金武町(きんちょう)で12歳の少女を拉致し、性的暴行を加えた少女乱暴事件。

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