「(過去に)元妻から暴行を受けたことで、町を歩いている女性ににらまれたりすると“やられる前にやってやる、やらなければやられてしまう”という考えになっていました」10人もの女性に性的暴行などを加えた美嶋隼人被告(44)は法廷で涙ながらにそう述べるのだった。起訴された順にA〜Jさん、10〜20代の女性10人に対する不同意性交等や脅迫、暴行など9つの罪に問われている美嶋被告の裁判員裁判が9月28日から横浜地裁で開かれており、10月13日に開かれた第9回公判では論告求刑が行われ、検察は「いずれも1人で歩いている女性を狙った常習的なもので、犯行態様は極めて悪質」として「懲役18年」を求刑した。公判で美嶋被告は何を語ったのだろうか。美嶋被告は幼少の頃から野球に熱中。社会人野球チームや独立リーグを経て、’08年に育成ドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団(当時の名前は堂上隼人)した。せっかく夢のプロ入りを果たしたが、その後、強制わいせつの容疑で3回逮捕され、1度は有罪判決を受けている(2件は不起訴)。また日産の社会人野球チームにいたときにも1度の有罪判決を受けていた。ホークスの選手だった’12年に起こした、当時17歳だった女性への強制わいせつの罪で「懲役2年」の実刑判決を受け服役。出所してからは個人事業主として清掃業を営んでいた。ところが’25年6月12日に、Aさん(当時18歳)に路上で体を触るなどのわいせつな行為をした不同意わいせつの疑いで神奈川県警に逮捕されたことから余罪が発覚。被害女性は10人にも上ることが判明した。