ロシア当局が北海道新聞の記者をスパイ容疑で拘束してから、23日で10日間が経過したが、日本政府が求める領事面会は同日正午時点で実現していない。在ロシア日本大使館員は22日、前日に続きモスクワの拘置所を訪れ、セーターなどの必要な物資を届けた。 領事面会は日ソ領事条約で「逮捕・拘束から4日以内」の実施を定めており、「条約違反」の状態が続く。日本政府は面会で健康状態や待遇、容疑に関する事実確認ができないのは不当として、早期の実施を求めるが、ロシアから明確な説明はないという。今週からは新たに早期解放も要求し、対応を強めた。 在日本の各国大使館からは日本を応援するメッセージが相次ぐ。ロシアへの非難を表明した米国に加え、リトアニア、ラトビア、ポーランドの各国大使館や大使はX(ツイッター)で記者の解放を求めた。【田所柳子】