ブルガリアのテコンドー協会会長で欧州テコンドー連盟副会長のスラビ・ビネフさん(60)が、自宅で銃撃され死亡した。警察は容疑者3人を逮捕し、金銭問題をめぐる対立が犯行につながった可能性を調べている。24日(現地時間)、AP通信やブルガリア国営放送BNTなどによると、ビネフさんは同日午前、ブルガリアの首都ソフィアにある自宅で、銃で撃たれて死亡しているのが発見された。警察は同日午前10時30分ごろ、銃撃の通報を受けて現場に出動した。目撃者は、銃声が響いた後、男3人が車に乗って現場を立ち去ったと証言した。警察は防犯カメラ(CCTV)の映像などを基に容疑者らの車を追跡し、ソフィア郊外の高速道路で3人を逮捕した。容疑者のうち2人はトルコ国籍で、残る1人はブルガリアの身分証明書を所持していたという。警察は逮捕の際、拳銃2丁を押収した。このうち1丁は、容疑者らが逮捕直前に車外に捨てたものと伝えられた。警察の調べによると、容疑者のうち1人はビネフさんと以前から面識があり、事件前日にもビネフさんの自宅を訪れていたという。ブルガリア内務省のリュボミル・ニコロフ事務総長は「未解決の金銭トラブルが犯行の動機だった可能性がある」とし、「これまでに確保した証拠からみて、依頼を受けた殺人と判断するのは難しい」と明らかにした。ただし、具体的な犯行動機はまだ確認されていない。1965年12月生まれのビネフさんは、テコンドー選手や指導者として成功を収めた後、政界に進出し、ブルガリアの国会議員や欧州議会議員を務めた。