名古屋市中区の歩道で7月、友人と歩いていた稲葉朋来(ほうら)さん=当時23歳=がマンションから飛び降りた男性(29)=重過失致死容疑で逮捕=の巻き添えとなり死亡した事件で、父健二さん(50)ら遺族は28日、「未必の故意」による殺人罪の適用を求めるオンライン署名と意見書を名古屋地検に提出した。健二さんは「娘の死は事故ではなく事件。司法には適正な判断をしてほしい」と話した。 遺族は9月下旬から飛び降りによる巻き添え死に対して、殺人罪の適用を求めるオンライン署名を実施し、4万7091筆が集まった。28日、1時間にわたり思いを伝えたという健二さんは「今後も同様の事件が起こりうる。できることがあれば活動を続けたい」と話した。検事の反応は「肯定も否定もしない感じだった」という。 野村安秀次席検事は「本件は現在捜査中で、コメントは差し控えさせていただく」とした。【木谷郁佳】