住友生命保険の元女性職員が、うその投資話で顧客から現金をだまし取っていた問題で急展開。警察は元女性職員を詐欺の疑いで逮捕した。28日、詐欺の疑いで逮捕されたのは、住友生命保険山形支社新庄支部の元営業職員で舟形町舟形の派遣社員・佐藤美香容疑者(54)。佐藤容疑者は2022年9月、最上地方に住む当時30代の女性の顧客に対し、「社員用の特別な預金枠がある。私に預けてくれれば5年後には必ず増やして返す」などとうそを言い、現金39万円をだまし取った疑いがもたれている。住友生命は2025年1月末に依願退職した佐藤容疑者に対し、懲戒解雇相当の処分を行う一方、詐欺罪にあたるとして2025年6月に告発状を提出していた。警察は、逮捕に時間を要した理由について「被害者が複数いて、聴取に時間がかかった」としている。佐藤容疑者は容疑を認めている。住友生命が2025年公表した調査結果によると、佐藤容疑者は2015年11月~2024年8月にかけて、顧客26人から約2240万円をだまし取っていたとされている。警察は今後、被害者が複数いるとみて、事件の全容解明に向けて調べる方針。また、告発状を出した住友生命保険は「あらためてお客様や関係者にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。信頼回復に努めるとともに警察の捜査にも引き続き協力していきます」などとコメントしている。