『ウマ娘 プリティーダービー』の米国ライブイベントが中止されながらもロサンゼルスに集まったファンのひとりで、「スーパークリーク」のコスプレをしていたClara Tanさんが、帰路の空港で米移民・関税執行局(ICE)に拘束されたことを自身のFacebookで明かしました。ビザが下りず公演中止。渡航費まで返金へまず、ロサンゼルスのライブが中止された件について振り返っておきましょう。Cygamesは10月20日、ロサンゼルス現地時間2026年10月22日、23日に開催予定だったライブイベント「ウマ娘 プリティーダービー 7th EVENT WORLD TOUR "THE STAGE" in LOS ANGELES」について公演中止を発表しました。中止になった理由については現地弁護士やプロモーターと協力し、半年以上前からビザ取得の準備を進めていたものの、公演に必要な米国ビザを取得できなかったためとしています。中止発表の時点で、現地観覧チケットや配信チケット、JTBのオフィシャルツアー、ライブビューイングの払い戻しを予定していると案内。10月21日には追記として、現地参加を予定していたファンへの宿泊費・交通費の返金方針も示されました。予約をキャンセルしたファンにはキャンセル料を支払い、すでに渡航・現地入りしていたファンにも期間と条件を設けたうえで返金するという内容で、その手厚さがSNSで話題となっています。さらに10月23日には、GOOD SMILE COMPANY U.S.の協力により、公演で販売予定だったグッズを急遽現地で販売することも発表。ポップアップストアが、現地時間10月24日~11月1日に営業されることになりました。こちらは公演チケットを持っていなくても購入でき、VIPチケット付属グッズを除く全商品を取り扱うとのこと。アメリカ、カナダ在住者向けの通信販売や、全員を対象とした事後通信販売も予定されています。スーパークリークのコスプレイヤー、帰路の空港でICEに拘束公演は中止となったものの、手厚いサポートもあってかロサンゼルスに到着した『ウマ娘』のファンは盛り上がっています(参考:ハッシュタグ「」)。そんななか、「スーパークリーク」のコスプレをしていた海外ファン・Clara TanさんがICEに拘束されたことをFacebookで報告しており、海外メディアKotakuでも取り扱われる事態となりました。ホテルや航空券のキャンセルが難しかったこともあり、そのままロサンゼルスへ行ったファンも多いようです。サンタアニタパーク競馬場で開かれていた『ウマ娘』のコスプレイベント「Cosplay Trackside」ではファン同士の交流がおこなわれ、Tanさんもスーパークリークのコスプレでその週末を楽しんだといいます。しかし投稿によると、ニューヨーク州ロチェスターの空港に現地時間10月26日0時ごろ到着し、タクシー乗り場へ向かっていたところ、4人の男性に名前を呼ばれ、ICEのエージェントを名乗って逮捕令状があると告げられたとのこと。令状や身分証の提示を求めたものの「車の中で見せる」と返答され、電話をかけようとしたところ4人に一斉に押し倒されたといいます。また、その際に左足を負傷し、骨折している可能性が高いとしました。その後、マークのないSUV(おそらく覆面)でニューヨーク州バタビアの収容施設へ移送。弁護士への連絡や足の治療を何度求めても取り合ってもらえなかったと訴えています。手続きが行われたのは同日の14時ごろで、そこで確認できた令状は裁判所の署名のない行政令状だったとのことです。令状では入国日と入国地点が「不明」とされていましたが、Tanさんは2019年6月18日にJFK空港から入国した記録を手元に保管していると主張。移送中に捜査官から在留資格がないと告げられた際には、亡命申請に必要な手続きを踏んでいる最中だと反論したとも綴っています。最終的に、同施設が女性を収容していなかったことから、出廷日まで足首にモニターを装着したうえで釈放されることに。約18時間に及んだ拘束を経て、病院の救急外来で今回の投稿を書いたとしています。捜査官からは、数日前に飛行機に搭乗したことが発覚のきっかけだと説明されたといい、Tanさんはロサンゼルスへの旅が引き金になったと受け止めているようです。Tanさんは一連の出来事について、入国管理の問題で公演が中止になり、入国管理の問題で自分の旅も幕を閉じたと振り返っています。投稿の終盤では、週末をともに過ごしたファンに向けて、政治は自分の身に降りかかるまで遠い存在に感じられるものだと語りかけ、この問題を考えるときには自分の顔を思い浮かべてほしいと呼びかけました。投稿の最後では、「HARIKITTE IKOU(張り切っていこう)」とキタサンブラックのセリフを引用し、前向きな姿勢を示しています。なお、本件はTanさん本人の投稿に基づくもの。受けたことを考えると仕方がないかもしれませんが、実際の投稿は過激な表現も多いため、閲覧には注意してください。また、記事執筆時点でICEなどの見解は確認できていません。