ベトナムを拠点に特殊詐欺を行っていたとして神奈川、山梨両県警は29日、松川進一郎容疑者(58)や太田幸成容疑者(22)ら男性6人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。6人は20~50代の日本人でいずれも住所・職業不詳。グループによる被害は全国で150件超、被害額は5億円以上とみて全容解明を進める。 6人の逮捕容疑は5月22日、山口県周南市の20代女性に対し、警察官や検察官をかたってビデオ通話で「詐欺グループの一味の可能性がある」「お金がきれいか調べる」とうそを言い、100万円をだまし取ったとしている。認否は明らかにしていない。 神奈川県警によると、6人はカンボジア経由でベトナムへ渡航。ベトナム北部のバクニン市の拠点施設で、詐欺の電話をかける「かけ子」をしていたとみられる。この拠点から関係者が逃げ出し、ベトナムの日本大使館に駆け込んで状況を説明した。説明をもとに現地当局が拠点を摘発し、その場にいた6人を拘束。県警が航空機で日本へ移送し、機内で逮捕した。【清水夏妃】