大分県内で刑法犯少年の摘発・補導が増加、9月末時点で156人 過去5年で最多ペース、SNSで連絡も

大分県内で刑法犯少年の摘発・補導が増加している。今年は9月末時点で156人と前年同期比27人増。過去5年で最多ペースとなっている。交流サイト(SNS)で連絡を取り合い、複数人で盗難や暴走行為に及ぶ事件もあり、増加の一因とみられる。万引や自転車盗などの窃盗事件が半数以上を占め、県警は取り締まりに力を入れている。 県警によると、156人のうち、153人は刑事責任を問える14~19歳の犯罪少年で、残る3人は14歳未満の触法少年だった。 万引や自転車盗などの窃盗事件が87人で最も多く、次いで傷害や暴行といった粗暴事件が33人だった。SNSで知り合った男性に因縁をつけ、暴行してスマートフォンを奪い取る強盗致傷など凶悪事件も4人いた。 大分市のJR大分駅や高城駅周辺などでは、昨年9月ごろからミニバイクで危険走行を繰り返す少年グループが出現。県警が取り締まりを強化し、今年は8月までに延べ7人を道交法違反(共同危険行為)などの疑いで摘発した。 捜査関係者によると、SNSでの呼びかけに応じて集まり、互いに面識の薄い少年もいるため「実体がつかみづらい」。暴走行為に使ったバイクの大半は盗品とみられ、県警は窃盗事件としても捜査し複数人を摘発。今月にはSNSで暴走行為を予告した少年を、警察の業務を妨害したとして逮捕した。 薬物乱用は7人で、昨年同期より4人増加した。2021年以降に薬物関連で摘発した30人は全て大麻事件で、若年層を中心とした「大麻汚染」の深刻さがうかがえる。 飲酒や喫煙などで補導された不良行為少年は468人(前年同期比56人増)。内訳は▼深夜徘徊(はいかい) 210人(27人増)▼喫煙 165人(48人増)▼飲酒 41人(増減なし)―などだった。 県警人身安全・少年課の井上秀昭次席は「年末年始にかけて、大勢で集まって楽しむ機会が増える。街頭活動を強化して、少年非行の防止に努めたい」と話している。

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