新車を購入する際、車両本体とあわせて選ぶ用品の代表格がフロアマットやドアバイザーだ。車種ごとに用意された純正品があり、これまでは販売店の提案に沿ってまとめて注文するのが一般的だった。しかし近年は、初期費用を抑え、納車後に自分の暮らし方や費用に見合う効果を考えながら社外品を比べ、少しずつ揃えていく買い方も広がっている。 自動車のオプション装備は、取り付ける時期や方法によって・メーカーオプション・ディーラーオプションのふたつに分かれる。前者は先進運転支援システム(ADAS)やサンルーフなど、車両の組み立て工程で取り付ける装備を指す。新車の契約時にしか選べず、後から取り付けることはできない。後者は車両の完成後に販売店で取り付ける用品で、フロアマットやドアバイザー、カーナビゲーションなどが当てはまる。納車後も、必要に応じて追加したり交換したりできるのが特徴だ。 フロアマットには、泥や砂、水分による汚れや傷から床面を守り、室内をきれいに保つ役割がある。布製のカーペットタイプは車内の静かさを高める効果がある一方、水や泥への備えを重視した樹脂製や立体形状の商品もあり、素材や形によって働きはさまざまだ。通勤や買い物といった日常の移動から、子どもの送迎、キャンプなどの屋外活動まで、クルマの使い方が多様になるにつれ、足元に求める機能も変わってきた。 インターネットの普及により、契約前から社外品(アフターパーツ)の価格や機能を調べやすくなった。新車購入時に純正品を選ぶ方法もあるが、納車後に社外品を探せば、価格や見た目、用途に合った機能をじっくり比べられる。実際にクルマを使い始めてから気づく不便さや、暮らし方の変化に合わせて車内を整えられる点も、選択肢を広げている。