マカオ司法警察局は10月30日、タイパ島のマカオ競馬場跡地内にある変電所から電線や銅板を盗んで転売し、不当な所得を得たとして、マカオの建設会社に勤務する30〜40代の中国人(中国本土居民)の男3人を逮捕したと発表。 マカオ競馬はコンセッションの早期解除により2024年4月1日に終了し、コンセッション解除合意書の内容に基づき、競馬場用地および関連施設はマカオ政府に無償で引き渡されることとなり、2025年4月から財政局が管理している。 司法警察局によれば、競馬場の施設について、長期間の放置による老朽化が進んでいたため、財政局が公共建設局を通じて路面整備や施設撤去に関する工事を建設会社に発注し、作業が進められたが、変電所は対象外という。今年(2026年)8月、財政局が城内にある各変電所の点検を実施した際、いずれも異常は確認されず、9月27日に同局の職員が巡回中、複数の変電所のドアが破壊され、多くの銅板が消失し、また数十メートル分の電線が切断されているのを発見し、窃盗事件の疑いがあるとして警察に通報。同局が報告した被害額は10万パタカ(日本円換算:約195万円)とのこと。 その後の捜査で、上述の工事を孫請けしていた建設会社に勤務する男3人がチームを組み、9月27日に変電所に侵入して銅板および電線を盗み、タイパ島にあるリサイクルショップで転売していたことを突き止め、10月28日にの事務所で容疑者3人全員の逮捕に成功。同局の調べに対し、3人は転売により不当に得た708パタカ(約1.3万円)を均等に分配したなどと供述したといい、同局は3人を加重窃盗罪で検察院送致するとした。