マカオ、大麻由来成分含む電子たばこの密売・使用で香港人の男逮捕

マカオ司法警察局は11月1日、規制物質である大麻由来成分「テトラヒドロカンナビノール(THC)」を含む電子たばこ用リキッドの密売・使用事案を摘発し、マカオで電気工として就労する香港人の男(30代)を逮捕したと発表。 同局によれば、同局薬物犯罪調査処が複数の情報を総合して捜査を進め、マカオで麻薬密売に関与している香港人の男の特定に成功。その行動を把握した上、配備を整え、機が熟したとして前月(10月)30日午後、マカオ半島の中区で容疑者を逮捕するとともに、その所持品の中から違法薬物とみられるリキッドの入った電子たばこ6点(総重量約155.2グラム)を押収したとのこと。その後、男を同エリア内にある住居へ同行させ、家宅捜索を実施したところ、さらに4点の使用済み電子たばこを発見したという。 同局の刑事技術庁による緊急鑑定の結果、押収した電子たばこ用リキッドに規制物質であるTHCが含まれていたことが確認され、またこの男に対する尿検査の結果、当該薬物の陽性反応も検出されたとのこと。 同局の調べで、男に違法薬物使用習慣があり、最近、香港から上述の電子たばこをマカオに密輸し、1本あたり1400パタカ(日本円換算:約2.7万円)で密売していたことが判明。同局では、男を麻薬・向精神薬密売、麻薬・向精神薬使用、不適当器具・設備委所有の罪で検察院送致するとともに、引き続き他に関与した人物の行方を追っているとした。 近年、マカオでは電子たばこ(リキッドタイプおよび加熱式を含む全般)に対する規制強化が進んでいる。来年(2027年)1月1日からは、電子たばこを携行しての出入境の罰金が現行の4000パタカ(約7.8万円)から1万パタカ(約19.5万円)に引き上げられ、同年7月1日からは居所以外の場所で電子たばこ(構成物・パーツを含む)を使用または所持した者(マカオ市民およびインバウンド旅客含む)に対し、1500パタカ(約2.9万円)の罰金を科すことになっており、すでに電子たばこの製造・販売・輸出入・携行しての出入境が禁止されていることから、事実上の全面禁制化が間近に迫っている状況。

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