ボサボサに伸びた髪を前方に垂らし、意図的に顔を隠すように警察署の階段を降りてくる男──。宮城県栗原市内の山中で女性の遺体が見つかった事件で10月28日に殺人容疑で再逮捕されたバー経営の三浦拓也容疑者(36)である。「三浦容疑者は、交際相手でアルバイトの室賀真歩さん(25)の遺体を、9月28日に宮城県栗原市の花山湖周辺の山中に遺棄した疑いで、10月5日に逮捕されていました。逮捕前の任意聴取では『(9月)28日の朝、仕事から帰ってきたら(家に)室賀さんはいなかった』『宮城には一人で行った』『記憶にありません』などと説明。しかし、捜査が進展するにつれておかしな点がいくつも出てきていました。三浦容疑者が逮捕時に室賀さんの携帯を所有しており、室賀さんが生きているように偽装工作をしていた可能性が浮上したのです。警視庁は、殺人も視野に入れて捜査をしていました」(全国紙社会部記者)室賀さんとは三浦容疑者が東京・中野区で経営していたバーに客として訪れて知り合ったとされ、ふたりは’25年9月ごろから東京・練馬区の三浦容疑者宅で同居していた。だが、トラブルが絶えなかったことが複数の証言から明らかになっている。実際、今年の3月から6月にかけてDVなど計4回にわたり警察への通報等があった。7月21日には室賀さんが三浦容疑者から殴られ、鼻を骨折したことを知った母親が警察に相談。9月2日、三浦容疑者は傷害容疑で東京地検に書類送検されている。「しかし、室賀さんは9月25日に警察官と面談した際に『(三浦容疑者とは)仲直りして一緒に暮らしている』と説明。結局、二人は同居を再開し、わずか数日後に殺人事件が起きてしまいました」(前出・記者)警視庁によると、三浦容疑者は何らかの方法で室賀さんの首を圧迫して殺害したとみられている。取り調べでは、「疲れて帰ってきたら部屋が散らかっていて口論になった。被害者の態度にキレてしまった」などと供述。しかし、殺害容疑については、「殺そうと思ったことはない」と否定しているという。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はDV犯罪にみられる特徴について次のように話す。