「声優として事務所に入れなかった養成所(時代)の同期や、『これから一緒に頑張っていこう』って言ってくれた事務所の仲間、みんなの気持ちを踏みにじってしまいました」被告人質問で、元声優の熱海和輝(あつみ・かずき)被告(31)は、かつての仲間に謝罪の言葉を口にした。「声優になる」のが夢だったという熱海被告は’23年4月に業界大手であるマウスプロモーションの附属俳優養成所に入所。児童保護施設で働きながら研鑽を重ね、’25年4月に晴れて同事務所に本所属することとなった。その後はアニメ『その着せ替え人形は恋をする Season 2』、『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』などに出演。これから本格的に活動していこうという矢先に、未成年への不同意性交等と不同意わいせつの罪に問われたのだ。東京地裁で開かれた一審で「拘禁刑6年(求刑7年)」の判決を言い渡された熱海被告が控訴期限の10月15日までに控訴したことがわかった。判決から遡ること約5ヵ月前の5月21日、マウスプロモーションは突然、熱海被告の契約解除を発表した。事務所の公式サイトは〈重大な契約違反が認められたためマネジメント契約を解除することとなりました〉と説明した。事務所の言う「重大な契約違反」が何かわからず、ファンは「いったい何をしたんだ?」と動揺したが、約1週間後にその中身が明らかになった。熱海被告は非常勤職員として勤務していた都内の児童保護施設で事件を起こしていたのだ。「5月27日、都内の児童保護施設に入所していたAさん(当時15歳)と性行為をしたとして、警視庁少年育成課は非常勤職員だった熱海被告を不同意性交等の疑いで逮捕しました。熱海被告は『児童保護施設に入所中は恋人未満の認識だった。性行為は30回くらいあった』と退所後に交際したと供述しましたが、施設は彼を解雇しました」(全国紙社会部記者)熱海被告には余罪もあった。「6月17日、やはり同じ児童保護施設に入所していた当時11歳の小学生Bさんの体を触ったりキスをしたとして、不同意わいせつの疑いで再逮捕されたのです。Bさんは施設側の聞き取りに『キスをしていいかと聞かれ、怖くて嫌だと言えなかった。気持ち悪すぎて口を洗った』と説明したそうです。熱海被告は容疑を認めていました」(同前)熱海被告がこの児童保護施設に勤務し始めたのは’24年6月。施設では未成年の女性が複数入居していることから、特に男性職員に対しては入居者との接触方法や距離感などについて厳格な規則が設けられていた。実際、熱海被告は「入所者のほうから近づいてくることもあるから注意してください」と釘をさされていたという。