身に覚えのない罪で逮捕・勾留され、一代で築き上げた会社も失った主人公が、最強弁護士軍団と共に司法の闇に立ち向かう映画「負けへんで」のプレミア上映会が11月5日、都内で行われた。 舞台挨拶には、30億円の業務上横領の罪で逮捕されてしまう主人公・藤堂繁を演じる内野聖陽をはじめ、共演する松本若菜、北村一輝、竜星涼、美村里江、藤本隆宏、本木克英監督が登壇した。 内野は本作について、「ある日突然、何もしていないのに、社会正義をうたう検察という権力に、不当で理不尽な扱いを受けてしまう。硬いイメージを持つかもしれませんが、とてもスピード感があり、社会派ですが見やすい」とアピールした。 大阪の不動産デベロッパー社長・山岸忍さんが自身の身に起きた実際の事件をつづった書籍「負けへんで! 東証一部上場企業社長 vs 地検特捜部」をモデルに、フィクションとして映画。内野は「ご本人には失礼ですけど、まあ、すさまじい人生。(映画として)ジェットコースターのように楽しんでもらえれば」と、エンターテインメント性を強調していた。 本木監督も「事実はあくまで参考に、全てフィクションにする」「ただ、事実は絶対に変えない」という2つのルールを掲げたと回想。「撮影中、監督が『これ、結構笑えるな』って」(内野)、「内野さんが真剣に生きる姿が微笑ましくなって」(本木監督)と振り返った。 また、内野は「濃い目の関西弁に苦労した」とも。一方、主人公を支える親友を演じた北村は大阪出身で、「苦しんでいる姿を見ると、なぜか笑顔になっちゃう」と壇上でもニヤリ。これに対して、内野は「ネイティブで自由自在だから、ひとりでニヤニヤしていて。北村さんのアイデアで、すごくセリフも変わった(笑)」と苦笑いを見せていた。 「負けへんで」は、11月13日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。