日野町事件 三者協議 弁護側 全証拠開示と明言求める

42年前に日野町で起きた強盗殺人事件で、服役中に死亡した阪原弘さんの再審=裁判のやり直しに向けた裁判官と検察側・弁護側による7回目の三者協議が大津地裁で開かれました。5日の協議で弁護側は、前回の協議で検察側が開示した証拠について、開示すべき証拠がこれで全てなのか、明言するように求めたということです。この事件は日野町で1984年、酒店を経営していた当時69歳の女性が殺害され金庫が奪われたものです。強盗殺人の罪で逮捕・起訴された阪原弘さんは、裁判で無罪を主張していましたが、無期懲役が確定。2011年に服役中に75歳で病死しました。阪原さんの遺族は、再審=裁判のやり直しを請求し、2回目の請求で今年2月、最高裁で再審開始が確定していました。5日は、再審開始に先立って行われる裁判官と検察側・弁護側による7回目の三者協議が大津地裁で、非公開で行われました。弁護側によりますと5日の協議で弁護側は検察側に対し、前回の協議で新たに開示された57点の証拠について、再審請求手続き段階で開示されるべきだとする阪原さんのアリバイに関する証拠が含まれていたと指摘し、開示すべき証拠がこれで全てなのか明言するように求めたということです。大津地方検察庁の萩原良典次席検事は「証拠開示の要件に関わらず、未送致となっていた証拠も含め、幅広に証拠を任意開示したところであり、再審公判の目的に照らしこれ以上の証拠開示の必要性は認められないものと考えている」とコメントしています。次回の三者協議は、12月4日に開かれる予定です。

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