原田龍二 冤罪テーマの映画でしみじみ「何もないことほど平和なことはない」

俳優の原田龍二(56)が6日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた「映画『冤罪のつくりかた』公開初日舞台挨拶」に俳優のやべきょうすけ、野依健吾、泊誠也監督、プロデューサーを務めたクラブ「Nanae」オーナー・唐沢菜々江氏とともに出席した。 2019年にIR事業をめぐる汚職事件で逮捕され有罪判決を受けた元衆議院議員・秋元司氏の手記を原案とした社会派サスペンスだ。特捜部のエース検事を加藤夏希が、逮捕された衆議院議員役を原田が務めている。 念願の公開を迎え、唐沢氏は感無量だ。「本当に1年以上かかって監督と二人三脚で進めてきた映画なので、今日公開になりましてとってもうれしく思っています」と満面の笑み。MCを担当した泊監督と目を合わせ喜びを分かち合った。 実際の事件をモデルにしたセンシティブな作品だけに、役作りにも苦労した。原田は「リアルの事件がモチーフで白黒言い切れない部分もあるし、僕自身もどういうふうにやったらいいのか分からないところがあった」と告白。「自分は無実なんだという信念だけは持って演じるっていうことを心がけてやっていた気がしますね」と振り返った。 キャリアで初めてジャーナリスト役に挑んだというやべも「普段取材される側ですけども、する側ってどういう視点なのかということにすごく興味があったので。そういう意味では楽しく、やりがいがありました」と話した。 冤罪は誰もが巻き込まれる可能性のある問題だ。原田は「冤罪をかけられ不自由になって初めて、自由の意味とか幸せとかそういうことを考えると思うんです。若い人は何もないからつまらないって感じたりすると思うんですけど、僕は何もないことほど平和なことはないんじゃないかとこの作品から感じましたね」と総括。「作中のいろんな人に自分の気持ちを投影しながら見ていただきたいです」と話した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加