今月17日、宇都宮市の住宅で64歳の男性の胸に刃物が刺さった状態で見つかり死亡した事件で、警察は19日、この男性の50歳の妻を殺人の疑いで逮捕しました。 殺人の疑いで逮捕されたのは宇都宮市の無職、熊田三枝容疑者50歳です。 宇都宮中央警察署によりますと、三枝容疑者は今月16日午後4時ごろから17日午前11時半ごろまでの間に宇都宮市の自宅で、夫で会社役員の熊田晃さん64歳の左胸に包丁を突き刺すなどして死亡させ、殺害した疑いが持たれています。 警察の調べに対し三枝容疑者は「夫を包丁で刺して殺したことに間違いない」と容疑を認めているということです。 事件を巡っては、今月17日午前に夫の晃さんが2階の寝室の布団の上で刃渡りおよそ16センチの包丁が胸に刺さった状態で見つかり、その後、搬送先の病院で死亡が確認されたものです。 晃さんの胸には2カ所の刺し傷と、首に数センチの切り傷があったということです。 また、三枝容疑者も胸に数カ所、刺し傷とみられるけがをしていたことから病院で治療を受けていました。 三枝容疑者は晃さんと2人暮らしで、警察は犯行のいきさつや動機などを調べています。