警察官名乗り69歳男性から金の延棒 約1億円分だまし取る 台湾出身の男を逮捕 実行役などの共犯者についても捜査

去年7月、京都市内の69歳の男性から、総額約1億円分の金の延べ棒と現金約668万円をだまし取ったとして、警察は犯行グループの指示役である台湾出身の男を逮捕しました。 詐欺容疑で逮捕されたのは台湾出身の無職・楊孟クン容疑者(25)です(※クンは員に力)。 警察によりますと、楊容疑者は氏名不詳者らと共謀し、去年6月から7月にかけて、京都市上京区の男性(69)に対し、「金融詐欺の逮捕状が出ているが、身の潔白を証明するためには全ての資産を教え、金地金や現金を提出する必要がある」などとウソを言い、金の延べ棒11本(時価1億84万3200円相当)と、現金約667万8000円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は楊容疑者の認否を明らかにしていませんが、楊容疑者が犯行グループの指示役で、ほかの氏名不詳者らの実行役と、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」でメッセージのやり取りをしていたということです。 ほかの実行役は男性に対して警察官を名乗り、LINEなどを通じてやり取りしていたということです。 警察は、実行役など共犯者について調べを進めるとともに、ほかにも同様の犯行がなかったか調べる方針です。

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