大麻や覚醒剤などを売買した疑いなどで、男女12人が逮捕されました。 押収された薬物は1億円相当に上ります。 覚醒剤取締法違反の疑いなどで逮捕されたのは、東京都の無職・藤渡啓之容疑者(41)ら男女合わせて12人です。 福岡県警・島根県警・九州厚生局麻薬取締部によりますと、藤渡容疑者ら12人の密売グループは去年から今年にかけて、福岡県や大阪府などで大麻や覚醒剤などを営利目的で所持し、売買するなどした疑いが持たれています。 密売グループは藤渡容疑者が首謀者として客を募り、他の密売人に指示をして郵送で大麻などを送っていたということです。 藤渡容疑者の自宅などからは大麻約17キログラムやコカイン約450グラムなど、末端価格で1億円相当の薬物が押収されています。 警察の調べに対し、藤渡容疑者はおおむね容疑を認めていて、警察は売り上げが暴力団の資金源になっていた可能性なども視野に捜査しています。