昨年、名古屋市の路上で30代の女に覚醒剤を売り渡したとして、イラン国籍の男が7日までに再逮捕、送検されました。男は覚醒剤密売人とみられ、逮捕は5回目で、警察は組織的な犯行とみて捜査しています。 覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、イラン国籍で愛知県一宮市の無職の男(44)です。 県警によりますと、男は去年10月、名古屋市内の路上で市内の30代の女に覚醒剤約0.3グラムを1万5000円で売り渡した疑いが持たれています。 男の自宅などからは覚醒剤約17グラムが押収されていて、30代の女も含む客の末端乱用者14人がこれまでに逮捕されています。 14人は岐阜、愛知、滋賀の3県に住む20代から50代のフィリピン人10人と日本人4人だということです。 末端乱用者の入手先捜査で男の犯罪が浮上したということです。 警察は認否を明らかにしていません。